JUNO 106 修理 5
メモリーバッテリーの交換です
メーカーの指定は 5年で交換
サイドパネル内側にメーカーの修理履歴が貼ってますが
昭和63年に
DCOのボリュームと
ベンダーの交換 のみ。
1984年発売なので、40年近く保ってる?
これは変えといたほうが良いんじゃないかなー
ある時突然メモリーが蒸発するかも?
アナログ人間なので
うろ覚えの記憶ですが
メモリーチップ(RAMだかROM。笑)の中はC-MOSで桁違いに消費電流が小さいのでコイン電池だ24時間通電し続けてもそうとう保つ
Amazonで足付きのコイン電池があったので購入
型番見て買ったはずだけど、電池の大きさが小さくて、足も基盤の穴位置が違う。。?
どうにか取り付けられました
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まず、念のためパソコンにデータを保存します
マニュアル見ると、当時のデータセーブはカセットテープに音声帯域(ピーブジブジ〜って信号)でキロクする。ので信頼性薄いなー?
→オーディオインターフェース→パソコン。でWAVファイルで記録
レベルメーター付のソフトでちゃんと録音して、ベリファイでチェックするときも、オーディオインターフェースの出力レベルを何度か変えて試さないとErrorになりました
データセーブ→リロードは信頼性が薄いので、安全策をとります
交換のときに 3Vの電流が途切れたらメモリーは消えてしまいますので
(単3乾電池2本のケースがあれば、こんなまわりくどいことしなくていいんですが)
新品をリード線で、基板の適当なところに接続し(並列接続する)
古いのを外し、今度はそれをリード線で並列に繋ぎ
新しいのを外し、基盤に取り付ける
古い電池、リード線を外して終わり
後で気づいてホッと胸をなでおろしました!
コイン電池は
心臓にペースメーカーを入れて生命を維持してるようなもので
38年この子はこのコイン電池からの電流が途切れることなく、この子を生かし続けていた
ふつうはいったん外して
(1分くらい生命が仮死状態になる。データ、これまでの記憶は消消失し)
新たにデータをリロード(移植)します
それを借りの3Vを繋いで
(新旧の電池が、一時、並列に同時に繋がって、バトンタッチし)
手術中、患者の心臓の鼓動を途切れさすことなく絆いでいた
(アロマテラピーのマッサージは、ゆっくりじわーっとした手の動きで、左右の手が切り替わるとき、クライアントさんのボディから一瞬でも離れると、クライアントさんは、心地よくうっとりしてたのが「途切れた!」と感じて、まどろみがブチブチ途切れてしまうのです。左手を放す前に右手を置いて(並列接続)ゆっくりと左手を放す。
DJが曲と曲を滑らかに途切れなく差し替えてゆくのと同じ。フロアで踊ってるお客さんは、いつ曲が乗り代わったのか気づいてない。LIVE生命のノリを途切れささないように)
ペースメーカーって確か、体内を切り開いて中の電池を交換するのですよね。。
まるで外科手術のようなことを。。。
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ピッチベンダーの戻りが少し遅いので、お掃除しようと六角ネジを外しても、ピチピチに可変抵抗器の軸に嵌ってて取れません(泣)
脇から無水エタノール流し込んで洗って、ホームセンターのグリスを竹串で塗って、余分なものを拭き取る
グリスはたくさん種類があったけど、高速回転するのではないので、一番安いのでいいそうです
どうしてもってときは、ドライヤーでしばらく温めてプラスチックが柔らかくな!ば取れるかもしれないですね。。。
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そして夕方お出かけしたときの空です
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